元来、チュニジアではオリーヴは聖なる木とされ、信仰の対象でもあり製材用には植林されていません。乾燥地帯にモンスターの足のように根をはり、土の中の微量水分を精一杯吸い上げるオリーヴの木は100年たっても幹の太さはわずか直径約50cmほど…という目安もありますが、正確な実年齢を知ることはできません。干ばつや気候変化の影響もあり成長が不均一、密度が非常に高く、数百年の間に死に、同じ遺伝子で新しく蘇生しているものも多々見られます。チュニジアには300-1000年の木がまだまだ残っていて条件1、宅地・高速道路などの造成 2、生産性が明らかに低い(オリーヴの実がとれなくなった)木を植え替える場合によって、 農務水資源省より伐採許可がおります。ほとんど雨の降らない南部のベルベルの村には小さな森?と思われるような巨大な「一本」のオリーヴの木があったりして思わず手を合わせたくなります。
さて、そのように不均一にゆっくりと成長するからこそ、オリーヴの木材は非常に硬く(爪の先で押してもほとんど傷つかない)、木目が芸術的、重く(比重は約0.9)緻密で、油分が多く耐久性があり、カビや雑菌の抗菌効果があり、装飾品や道具類、特にまな板、すりばち、すりこぎ、スプーン、調理用へらなどキッチン所用品を作るのよいとされます。しかし、イタリアと同じように伐採制限があり比較的希少、木材加工品として育つまでに時間がかかることもあり、木製品としてはかなり高価です。(一般中流家庭では見たことがありません!)
チュニジアから直輸入!!
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サイズ 約103×45×厚み2.5cm