約φ11.5×高さ8.5×持ち手含め幅15.5cm
*手作り品のためサイズが多少異なる場合がございます。
ハネンさんオリジナルのポールクレー風マグカップ。
*北アフリカ・チュニジアに住む女性陶器作家「Hanenさん」
彼女の造る食器類はとてもカラフルで芸術性が溢れています。
色の組み合わせは独特で、また1点ごとに色付けをするので、すべてが異なりそれぞれに個性が異なる表情を見せます。
電子レンジも食洗機も使用可能。
チュニスのアリアナでほそぼそと地中海陶器を続けるハネンさん。
新作はいつも海外からのバイヤーにウケていて、それをまねする陶器屋がたくさん、
それにも負けず、、、工房の問題にも負けず、6ヶ月の休業期間を経て2012年に創作開始。
*彼女の作品はすべて1点モノです。
画像の色目は一例ですのでお届けのものとは異なりますのでご了承ください。
また1点ごと手作りですので大きさは多少誤差がございます。
※チュニジアの陶器はぽってりとした素朴な風合いが特徴です。
日本製と較べ、比較的焼成温度が低いので、欠けたり割れたりしやすいものです。
お取扱いには十分に気をつけてください。
1点づつ手作業で成形・絵付け・仕上げの工程を行いますので
商品ごとによる色むら・絵付けのズレ・にじみ・形に微妙な違いがございます。
また釉薬の厚さのムラによるエクボのような凹みなども、多くみられますが味はとてもあります。
チュニジア陶器の貫入について
チュニジアの陶器はときおり、日本古来の陶磁器と同じように「貫入」がよく現れます。
貫入は釉と素地の収縮率の差により、焼成後の冷却時に生じた釉のひび模様のことで、割れる時のひびや傷とは異なります。
通常の陶器は、素地の上に釉薬を施釉してから、釉薬の種類により違いますが1200度から1300度という高温で焼かれます。
その際釉薬は溶けてガラスのような層となって陶器の上を覆います。焼かれた後に陶器自体の温度が下がっていきますが、その時の収縮度が陶器本体の素地と釉薬との間で違うので、この差が大きいと釉薬がひびのような状態になって固まり、これを貫入といいます。
(日本の陶器の貫入の入り方と違いチュニジアの貫入は大きく入るようです。)
冷ましている時に「ピンピン」と音を立てて貫入が入るそうですが、その音がとても美しいそうです。
チュニジアの陶器は非常に稀ですが貫入の中に釉薬が染み出ることがあります。陶器の裏の色が稀に変化しますが、ご使用上問題ございません。
輸入時は日本の厚生労働省の検査にも合格しています。
陶器は大変吸水性の高いものです。
新しい乾いた「やきもの」をそのままお使いになると、食べ物の汁や醤油などが器の中に浸み込み、汚れることがありますのでお気を付けください。
陶器は使う前に「目止め」を
*目止めって?
陶器には目に見えない小さな凹凸がたくさんあり、そこに食材が入り込むことで変色や臭い移りが起こります。
目止めはそれを防ぐために表面をコーティングすること。シミやひび割れの予防にもなります。
*何が必要?
目止めには米の研ぎ汁を使います。米のでんぷん質が陶器の凹凸に入り込み、穴を塞ぐ役割を果たしてくれるのです。米の研ぎ汁がない場合は、小麦粉や片栗粉でも代用できます。
【目止めのやり方】
1. 米の研ぎ汁を器がかぶるくらい入れ、弱火で15〜20分ほど煮沸します。研ぎ汁がない場合はお米を直接入れてもOK。またお米の代わりに、小麦粉か片栗粉を大さじ1〜2ほど入れても目止めできます。
2. 煮沸が終わったら火を止め、鍋ごと自然に冷めるまで放置します。寝る前に煮沸すると、翌朝に次の作業に入れて作業がスムーズですよ。
3. 冷めたら器を取り出し、表面のぬめりを洗い流してください。
4. あとは水気を拭いてしっかり乾かせば完了です。たったこれだけの作業で今後も器をきれいに使えるのなら、やらない手はないですよね。
※目止めは変色や臭い移りを「しにくくする」というものであり、完全に予防できるものではありません。